第6話
ある日、矢文が刺さった羊の死骸が玉座の上に吊るされていた。矢文には「今の国王は王座の真の主ではない」という一文と共に、ナム・サゴの予言書があることを知らせるものだった。仁穆大妃は予言の言葉を思い出し、「この世の真の主」が貞明公主のことだと気づく。そして、光海君たちに知られる前に、貞明公主を王宮から逃がすのだった。同じ頃、ドッキョンは医官から先王は毒殺されたと聞かされ、光海君が毒を盛ったのではないかと疑念を抱く。片や光海君は、予言書の存在を知らせてきたのは誰なのかを考えていたが、犯人は王座さえも揺るがすことのできる者ではないかと思い始める。