第5話 毒が残した手がかり
9年後のある晩、サンは刺客に狙われる。ちょうど幼い頃のソンヨンとテスに名を呼ばれる夢を見て目覚めたサンは、刺客の気配を察知し事なきを得るが、誰が差し向けたのか聞き出す前に刺客は毒を飲んで自害してしまう。すぐに兵が集まり、国王、英祖(ヨンジョ)もやってくる。見張りの兵や護衛官もいながら、なぜ刺客が入り込めたのかと怒る英祖。その英祖の命を受け、護衛官が刺客の死体を片付けにいくと、なぜか寝殿には死体はおろか刺客が押し入った形跡すらない。刺客を見たのはサン唯一人。宮中には、サンが乱心し幻を見たとの噂が広まる。