第43話 洗い流された汚名
英祖(ヨンジョ)から宮殿に呼ばれた貞純(チョンスン)王妃は、やはり今回も自分は許されるのだと喜び勇んで王のもとへ赴く。だが王妃を待っていたのは、位を剥奪し平民に降格するという宣旨だった。必死で弁解しようとする王妃だったが、今度ばかりは英祖も全く聞く耳を持たず、王妃は王宮殿を追い出される。 王妃が去った後、英祖はもう一通サンへの譲位の宣旨を下すのだが...。 貞純王妃の処罰の噂はたちまち宮中に広まる。それを耳にし、動揺するファワンとチョン・フギョム。さらに、サンがキム・ギジュや親衛隊の指揮官らに下した予想外に軽い処分が王により撤回されたと聞き、重臣たちは、次は我が身かと震え上がる。 一方、図画署は、サンが王位に就いたらソンヨンは側室として迎えられるだろうという噂で持ち切りだった。