あかべぇと絶景列車
福島県の会津若松市を初めて訪れた。
会津若松駅はお城?蔵?のような屋根のある入口で
歴史と伝統を感じさせる和の雰囲気。
会津若松と言えば民芸品の赤べこの張子が有名だが
駅には巨大な赤べこが!
赤べこの横にある赤いボタンを押すと音声が流れ、首を振りながらしゃべり出す。
音声によると名前は「あかべぇ」だそうで自己紹介のあと「赤べこ音頭」を聞かせてくれた。
シュールだがなかなか楽しい。
今回、会津若松を訪れた理由は観光ではない。
"奇跡"の全面復旧を果たしたローカル線JR只見線を取材するためだ。
只見線は「絶景、秘境列車」と呼ばれファンが多い路線だが、利用者が少ないのが悩みだった。
自然の中を走る只見線
菜の花畑の横を走る只見線
そんな只見線は2011年、「新潟・福島豪雨」災害で3つの橋脚を失う被害を受けた。
2011年の新潟 福島豪雨で被害を受けた只見線の橋脚
JRから沿線自治体に示された復旧費用は90億円。
誰もが廃線は免れないと思ったそうだ。
しかし、只見線は去年10月全面復旧した。
全面復旧の立役者の1人がこの人、
奥会津郷土写真家の星賢孝さん。
星さんは「只見線を300日撮る男」として
ドキュメンタリー映画「霧幻鉄道」の主人公にもなった人物。
鉄橋を走る列車にカメラを向ける星さん
全国的(北海道は特に)にローカル鉄道の廃線が相次ぐ中、なぜ只見線は復旧できたのか?
5月20日(土)AM11時30分からの「けいナビ」は
星さんのインタビューを元に「北海道の鉄道とまちづくり」について考えます。
ぜひご覧ください。