大敗・・・ でも楽しかった
シーズン中1度しかない釧路を舞台にした2連戦。
レバンガ北海道は最初のゲームを75対126で落とした。
B1リーグ第7節ゲーム①レバンガ北海道75-126千葉ジェッツ
リーグ最多失点を更新したほか51点差はBリーグ発足以来のクラブワースト。
まさに大敗・・・。
結果だけみると思い出したくないようなゲームだが、
個人的には痒い所に手が届く、見たかったプレーが見られた試合だった。
それがこちら。
玉木祥護選手!
今シーズンレバンガ北海道に入団、開幕戦(アウェイ)のみ10分以上プレーしたが、それ以降は5分以下の出場に留まっていた選手。
20メートルダッシュはわずか3秒。ジャンプの最高到達点はなんと3メートル58センチ!(身長195センチ)凄まじい身体能力だ。
札幌出身でバスケを始めたのは高校生からと遅いにも関わらず、高校3年生にはU18日本代表に召集。
大学ではユニバーシアード、アジア大会の日本代表も経験した24歳。
そんな逸材が地元でどんなプレーをするのか?まとまった時間コートでプレーする姿を早く見たい!そう思っていたのだ。
それが実現したのが大敗を喫した釧路でのゲームだった。
玉木選手は第3クォーターの後半からゲーム終了まで出場。まず感じたのは位置取りのうまさ。
相手の守備の裏にまわり、ディフェンスの目の届かない場所から楽に得点する頭脳プレー。
さらに難しい態勢からのショットを決める高い技術も見せてくれた。
この日の玉木選手は約12分間の出場で12得点の活躍、
ゲームの終盤"玉木まつり"は本当に楽しく、点差を忘れさせるほどだった。
翌日のゲーム②ではほとんど出番はなかったが、守備面ではゾーンディフェンス時の存在感も光っていたし、高い身体能力を考慮するとリバウンドもまだまだいけるはず。
今後も持ち味を発揮できるオプションをどんどん増やしてほしい。
若き道産子ビッグマンのこれからに目が離せません!