壁
リーグ戦、長いシーズンを戦う上では様々な壁が立ちはだかる。
チーム単位でおおざっぱに見ると、
けがや累積警告等による離脱
選手同士や首脳陣への信頼関係 などなど。
そして外から来るのは チームの弱点を突く相手のプレー
上位であればあるほど分析に基づいた戦術をとってくる。
前節の相手 柱谷幸一監督率いるギラヴァンツ北九州は引いた状態でゴール前を固めるカウンター狙い。
相手のブロックを崩しきれず、一瞬のスキに失点
そんなシーンを何度も見てきただけに・・・。
その不安が形になったのがスコアレスの前半22分。
パスカットされ ゴール前に運ばれた
やばい(汗)
クロスからのシュートをGKソンユンがスーパーセーブ!
こぼれ球を押し込まれ、再びソンユンがコースを変え、最後は増川がはじき出した!!
ピンチを救った増川(18)の守備
堅守が売りの札幌を象徴する場面。
3試合先制されていただけに「絶対に与えない」という ゴールキーパーとセンターバックの気迫のプレーだった。
ソンユンのコメント(試合後)
「練習の時から最後までボールを見る諦めないプレーするトレーニングをしてきた。でも運も良かった」
増川のコメント(試合後)
「先制された試合は3試合で逆転していない。(原因を)突き詰める必要がある。引いた相手には(特に)不用意なミスをすると取り返しがつかないことになる」
今シーズンここまでの失点は13でリーグ最少タイ。
次のステップを見据えたトレーニングと的確な課題分析がこの数字をたたき出している。
一方の攻撃陣(今シーズンの得点27はリーグ3位タイ)、
前節はキャンプテン宮澤が決勝ゴール!
前線の3人以外が決めたゴールは4月23日のセレッソ戦の稲本以来。
引いた相手から得点するにはバリエーションが必要だが、その壁を1段階クリアしたと言えそう。
6月19日 J2 第19節 札幌ドーム 札幌1-0北九州
7月半ばまでの4戦は函館を1つ挟みアウェイ
後半戦のスタートはセレッソ、岡山と上位。
いよいよ勝負の夏場がやってくる。