札幌の味 世界へ
縮れ麺に濃い目の味噌
これが、今も受け継がれる札幌ラーメンの主なイメージ
戦後、味の三平と共に、札幌ラーメンの原点となるこのスタイルを作り出したのが札幌の西山製麺だ
先月、アメリカのテレビ番組が西山製麺に取材にやってきた
西山製麺の工場内でロケをするアメリカの人気番組 RUDY MAXA'S WORLDのスタッフ
全米で放送され、さらに世界121か国の言語に翻訳されて世界中で放送される超人気番組だ
けいざいナビ北海道の取材でその現場にお邪魔した
アメリカでは有名な旅行専門家であるナビゲーターの男性が案内するスタイルだが、その収録は"現場主義"
前日までに大まかな取材対象は決めているが、あとは当日
念入りに現場を見て回り、面白そうな場所を見つけてはコメントを決めカメラを回す。気に入らなければ何度も何度も納得いくまで収録する
時間を要する根気のいる作業だ
収録コメントの打ち合わせをする出演者 奥が西山製麺の西山隆司社長
日本食ブームの海外でも人気を博すラーメン。外国人に日本食でイメージするものは?と問うと、すし と共に今やラーメンの名前が上がるほどの人気ぶりだ
特に味噌と野菜がベースの札幌ラーメンは ハラル規制があるイスラム圏でも食べることができるので、中東などでも人気があるらしい。
西山製麺は今、ヨーロッパとアメリカを中心に世界20の国と地域で現地の札幌ラーメン店経営者と取引し出荷量を伸ばしている
札幌ラーメン 世界へ
老舗の味が今、海外メディアの後押しも得て、世界的知名度を上げようとしている
今後も西山製麺の動きから目が離せない