ちょっと贅沢にいかがですか?
道産のブランド米で全国的に知名度が高まっているゆめぴりか。
その味を競う初めてのコンテストが開かれた。
第1回 ゆめぴりかコンテスト会場
エントリーしたのは道南、石狩、上川など道内の7地区のコンテストで最高評価を得たゆめぴりか。この中から最高金賞を1つ決めるというもの。
初めての開催ということもあり、地区予選を勝ち抜いた生産関係者の熱気がすごい。
会場のあちらこちらから聞こえてくる会話から"初代チャンピオンに!"という意気込みが伝わってくるし(チャンピオンになった時のためにガッツポーズの練習をしている人もいる・・・)、
地区代表者のスピーチでも、ゆめぴりかに駆ける情熱が語られた。
たかが1品種の米、されどゆめぴりか。
全国的にそのおいしさが評価され始めている北海道米エースの最高栄誉。しかも最初のコンテスト。チャンピオンの価値は高い。
審査用に器に盛られた各地区代表のゆめぴりか
大学教授や米穀店の代表、すし店の店主などが審査にあたり
最高金賞に輝いたのが 空知のJA新すながわのゆめぴりか。
初代王者は 空知地区 JA新すながわのゆめぴりか
審査委員長は「わずかな差だった」と語ったが、7ブロック中、唯一合計ポイントが2ケタに達したんだそうだ。
平成21年に誕生したゆめぴりか。JA新すながわは、いち早く「特別栽培米」と位置付け積極的に栽培に取り組んだパイオニア地域の1つ。
「甘みと粘りのバランスが最も良かった」。話を聞けた審査員は口をそろえた。
会場にプレス向けの試食コーナーもあり、食べ比べてみた。
ご飯の横には塩辛や漬物も置かれていたが、箸はのびない。
お米だけで満足なのだ。
その中でもJAすながわのゆめぴりかは、味が鮮明で甘みの広がりが大きく、米の自己主張のようなものを強く感じた。
地区代表ゆめぴりかを食べ比べ
一昔前はまずいと言われていた北海道の米。品種改良と生産者の努力で"米どころ北海道"に完全に姿を変えた。
最近、頑張った自分へのご褒美などに"ちょっと贅沢"という言葉を目にするが、
いいことがあった日の夕食などで最高金賞を受賞したゆめぴりかを食べてみてもいいかも。
最高金賞ゆめぴりかに貼られるシール
今月下旬発売で、値段は通常ゆめぴりかの2割増し。
食べた人の いいね ゲットは間違いない代物だ。