お金がなくても!
野球にせよサッカーにせよスポーツチームを運営するときにポイントになるのが
選手獲得に充てる強化費(人件費)だ。
当然、予算が大きければ能力のある選手を呼べるし、試合に勝てば観客の増加が見込めて経営にいい流れを生むのは言うまでもない。
最近はサッカーに関する取材が多いのでサッカーを主に見ているのだが、
先日、Jリーグに関する記事を見て驚いた。
J1リーグのあるチームの選手強化費がJ2の札幌を下回っているのだ。
大まかに今シーズンの強化費は札幌は5億円ちょっとだが、そのチームは4億円台。
その金額で、今シーズンJ1の18チーム中、なんと8位をマークしている。
すごい!
そのチームは湘南ベルマーレ
記事によると、J1の強化費トップのチームはおよそ20億円ほど(浦和レッズ・柏レイソル・名古屋グランパス)。
因みに年間総合でトップに立ったサンフレッチェ広島は13億円。
広島もすごいのだが、湘南ベルマーレは20億円をかけている強化費トップチームの5分の1ほどの費用で、国内トップリーグでしっかり結果を残していることになる。
費用対効果 ばつぐん!
コンサドーレの野々村社長は「10億円超をめざす」とよく発言しているが、確かに一つ上のカテゴリーに定着するには、二けたが目安になる気がする。
湘南ベルマーレは
札幌出身の藤田征也選手がいるチーム。
藤田選手に正月に帰省したときにでも、秘訣を聞いてみたい。
コンサドーレは来年も四方田監督の続投が決まった。
シーズン途中で監督に就任して、17試合を指揮したがプレーオフには進めなかった。
四方田監督の好きなところはチームの弱点を、徹底的に練習でカバーするところ。
ゴールが少なければ、多くの時間をフィニッシュ練習に割くし、失点が多ければ守備を繰り返し、繰り返し行う。
セットプレーの練習を繰り返し行っている様子
プロの選手にそこまで・・・
と思うこともあるが、やはりプロも人間。
基本と戦術を意識した反復練習をする姿は真摯に映るし、個人的に大好きだ。
今年の最終戦は今季最多の4ゴール。
来年へのいい流れを作っている。
"強化費の少ないチームでもJ1に定着している"
これを自信に、活きのいい四方田コンサドーレを作り上げてほしい。