札幌のファンタジスタ
生え抜きの選手がチームを去る。
札幌出身の古田寛幸選手24歳。
今シーズンは、22試合に出て1ゴール。
本来のパフォーマンスを発揮できず、手術も。
ケガに泣いた。
コンサドーレ札幌のユース出身。中学、高校時代は世代別の日本代表に名を連ね、
高校2年の時、コンサユースでは初の飛び級でトップチーム入り。
期待の若手として活躍した。
最も印象に残っているのがJ1を戦った2012年の浦和戦でのゴール。
守備の一瞬の隙を突き 先制ゴールをあげると、カウンターから2点目。
いずれも持ち味の個人技を生かしたゴールで、優勝を争う浦和からチームを勝利に導いた。
2012年 J1 10月6日 浦和vs札幌 古田の先制ゴール
浦和1-2札幌 古田の2ゴールで札幌が勝利した
"コンサドーレには不可欠な存在"
勝手にそう思っていたが、プロの世界は厳しい。
きょう今シーズンでの契約満了が正式に発表された。
本人は代理人を通じて移籍先を探していて、まだ、行く先は決まっていないとのこと。
古田本人のコメント
「コンサドーレに成長させてもらった。今できることは(チームに)感謝すること
不思議と すがすがしい解放感があるし、いい意味でこの(移籍先が決まっていない)不安感が好き。まだまだサッカーを続けたいし、これから先、どんな人生が待っているのかわくわくする」
"札幌のファンタジスタ"
元日本代表の中村俊輔に例えて、そう呼ばれたこともある逸材。
まだ24歳。けがを克服し、再び全盛期、いや、それ以上のパフォーマンスを繰り出すには十分だ。
今、いい意味で楽しんでいる不安感は必ず今後につながるはず。
新しいステージで世界へはばたけ!
目線がずれてしまった。ごめん古田君・・・