20万人
きのう札幌三越で開幕したホクレン大収穫祭を取材した。
秋の北海道の味覚を集めた人気イベント。その熱気がものすごい。
開店10時と同時になだれ込む人、人、人。
数分もすると、移動をためらってしまうほどの混雑ぶり。
他にはない品ぞろえや新鮮なものが安いなど魅力は理解できるが、なぜこれほどまでに人が集まるのか?
三越の担当者に人気商品を聞いてみた。
来場者が真っ先に向かうコーナーは?
「北海道産のベーコンと焼き豚のブロック」
⇒通常1500円ほどのブロックが1080円で買える
現場を観察していると、あっという間に階段を伝って下の階まで続く100メートル?くらいの行列ができ、抱えきれないほどのブロック(推定十数個)をキープしている人が数人。
なるほど、目当ての1つはこれだ。
人気第2位のコーナーは?
「切り干し大根」
⇒好みの量を袋詰めにしてくれる。
「きっ 切り干し大根!?」
以外に思ったが、こちらも現場はすごい。行列ができ、最後尾には並ぶ位置を知らせるプラカードを持った人までいる。
切り干し大根恐るべし
農産物だけではなく、水産物も含めた広いジャンルの北海道の味覚が集まるイベントだが、44回目ともなると商品分析は織り込み済みということか?消費者は狙いを絞り戦略的に買い物をしている。
ベーコンと焼き豚を大量に買った人にインタビューすると
「おいしいから」「北海道産が安いから」「新鮮だから」といった答えが
「なに当たり前のこと聞いているの?」と言わんばかりの表情で返ってきた。
このイベントの来場見込み数は7日間でなんと 20万人!!
ニュースなどで「消費者が求める食への安心安全」というフレーズをよく聞くが、道産の食材を我先に買い求める人の姿を目の当たりにすると、その消費者のこだわりは想像をはるかに超えた力を持っているように感じた。