厚別 ナビスコ清水戦
6日、ホーム厚別でのvs清水戦。コンサドーレはディフェンスラインに10代3人(CB奈良、櫛引。SB前)。さらにボランチにはこれまた19歳の荒野。スタメンに4人の10代が名を連ねる新布陣だった。試合はシュートわずか1本で失点は4。観客数も厚別で最少(3687人)。なんとも後味の悪い試合だった。
ナビスコカップ vs清水戦 コンサドーレは0-4で完敗
試合後、チーム内のライバル櫛引と共にディフェンスラインを引っ張った奈良に聞いた。
「若い2人にとって今日の試合で出た課題は収穫と言っていいの?」
奈良「収穫はありますが、いつまでも経験ばかりしている感じです。そろそろ結果を出さないと・・・」
やりたいことが空回りしてできない。勝てない。そんな焦りが奈良のコメントから伝わってきた。一方、ケガから復帰し途中出場でおよそ2カ月ぶりにピッチに立った山本は
「チーム全体にがむしゃらさが足りない。勝ててない状況なのでチームがネガティブになっているのかもしれないが、僕たちはプロなので次の試合から修正しないと」
公式戦6試合勝利なし。選手も監督も皆、苦しんでいる。
試合後サポーターから選手に厳しい言葉も・・・
スポーツ心理学にこんな定義がある「結果重視の目標設定は燃え尽き症候群を起こしやすい」。これを私生活で大まかに解説すると、例えば痩せたいという目標があった場合。"痩せたい"という漠然とした目標を持って頑張るよりも"寝る前に10分運動する"など実践できる目標を1つ1つクリアにしていく方がメンタル的にいいということだ。
今のコンサドーレにこれを当てはめると例えば「相手のプレッシャーを怖がらない」「周りの動きをよく見る」など、具体的なチーム目標を持って試合に入ることになる。失った自信を取り戻す特効薬はもちろん勝利だが、このように試合前に立てた目標を1つ1つ達成していくことも今のチームに必要な気がする。
次は消化試合となるナビスコ神戸戦。リーグ戦につながる試合にしてほしい。シーズンはまだまだこれからだ。