常識破りな物体
消しゴムほどの大きさのこの金属。
3つを重ねてみると、下のようになる。何の変てつもないように見える機械の部品だが、これが驚くような力を秘めている。
何に使われるものかというと、デジタルカメラのレンズを作る機械の部品。でも、ただの部品ではない。この金属は、ダイヤモンドの次に固く、表面は1ナノ(1ミリの1億分の1)レベルのゆがみもないというまさに"常識破りな物体"。正しい名前は高精度レンズのプレス金型という。レンズの原料となるガラスを押し込む作業に使われる。この作業はとても高温のため熱にも耐えられる強さ、さらにはレンズは高精度のため1ナノ(1ミリの1億分の1!)レベルのゆがみもあってはならないのだ。
こんなすごい金属を作り出した会社が空知の奈井江町にある。社長はこの方。
奈井江町太田精器の社長太田祐治さんと記念撮影
奈井江町の太田精器は精密機械から大きなものまで、様々なものを磨く研磨技術で成長してきた会社だ。
それにしても、ダイヤモンドの次に硬い金属を1ナノ(1ミリの1億分の1!!くどいようだが・・・)のゆがみもなく磨く技術とはどんなものなのか?
その秘密は1月23日のけいざいナビ45(毎週土曜朝9時から)で放送予定です。ご期待ください。