*新春討論
あけましておめでとうございます!
2023年がはじまりました。
お正月をだらだらと過ごしながら眺めていたある占いによると、
私の今年の運勢は全体2位とのこと。(しし座のA型)
占いは種々様々あり結果も様々とは思いますが、
いいものはありがたく額面通り受け取り喜んでいます。
ここ数年はこれといった抱負もなく、ふんわり過ごしていましたが、
せっかくの良い運気には活動的に過ごしたいなと、あれこれ思いを巡らせる新年です。
前置きが長くなりましたが、みなさん今年もよろしくお願いします。
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さて。改めまして。
新年1回目のブログは、新年初回のけいナビ収録後記です。
7日の放送は豪華ゲストをお迎えして今年の道内の「観光」について展望をしました。
特に印象的だった、ゲストの星野リゾート・星野佳路代表のお話を私なりのアウトプットですが、だーーーーっと書きます。
「コロナ禍を経て、目指すのは、2019年時点で良いのか?」と星野代表。
一取材者として、ハッさせられたた提言でした。
この3年、統計データを見るときにはいつも、
定型のように「コロナ前の2019年と比べて...」と謳ってきました。
確かに、2019年まで、インバウンド需要は毎年最多を更新し、
新千歳空港は国際線の離発着が活発、札幌市内には新築ホテルがずらり...
比べたくなるほど観光需要の絶頂期だったと思います。
しかし、コロナを経験した今、加速しながら観光需要は戻っていますが
2019年と"同じ需要"かと言われると、違うように見えます。
例えば札幌の定山渓温泉街。
コロナ禍にチャンスをつかもうと、ホテルの新設やリニューアルが相次ぎました。
客室数を減らして1つ1つの部屋を広くしたり、客室に露天風呂をつけたり、食事会場を宴会場から個室にしたり。
国内客・道内客を呼び込むため
「家族で贅沢な時間」「ラグジュアリーな体験」を魅力とした施設が増えたように感じます。
それはこの3年で、
観光バスで国内外から大勢が訪れる旅行スタイルから、
近場や地元で、個人で、おのおのの時間をゆったりと過ごす、やや贅沢なスタイルに
需要が変化したからです。
となると、この先ポストコロナでの目標を2019年ベースにしてしまうと、
変化した需要を取りこぼしてしまうよね、ということなのです。
一消費者として、取材者として、その通りですと頷くばかりでした。
行動が制限されたことで、
「人が少ない快適さ」や「少し贅沢な時間を買う」そんな新しい観光の魅力を知ってしまったから。
それはもう、元には戻れないですよね。私自身もそうです。
一方で、記録的な円安の中、規制緩和がすすみ、
インバウンド需要は急速で回復傾向に転じています。
これまで活況だった中国市場はもちろん元気になり、
円安で世界からも観光地・日本として魅力的な視線が送られているいま、
欧米、さらには豪の需要も増えることでしょう。
3年前の北海道はインバウンドの8割以上がアジア客でしたから、
これもまた、2019年ベースでは取りこぼしができてしまうはずです。
だからこそ、国内需要も、インバウンド需要も、
個人旅行も団体旅行も、取りこぼすことのない新しい目標設定が今、必要だということ。
従来型から脱却した、新しい観光の世界
スタートはこの2023年なのかもしれませんね。
星野代表のお話はいつも、刺激的で、ハッとさせられることばかりです。
出演陣も聞きたいことが目白押しで、
収録時間も押しに押した新年初回のけいナビでした。
インプットしたことは、どこかにアウトプットしないと消えていってしまうので、
今年はこのブログに書き連ねたいなと思っています。
(実はこれが今年の目標の一つ。)
よかったら、ぜひお付き合いください。