大切な日に
きょう12月26日は「日本プロ野球誕生の日」でした。
1934年のこの日、日本初のプロ野球チーム
「大日本東京野球倶楽部」(現在の巨人)が
設立されたことに由来します。
そこから90年。
積み上げられてきた歴史を書いたらきりがないので割愛しますが
間違いなく、多くの日本人の心を潤し、活力となってきました。
私個人としては、この仕事をする大きな原動力になったという意味で
人生の恩人と言えるかも知れません。
今年春、大谷翔平選手関連のコメントが
「ロサンゼルスタイムス」に掲載されるという
宝物のような思い出も
https://www.tv-hokkaido.co.jp/announcer/daito/2024/03/post-252.html
野球がこの国にあり、それに携わることができたからこそ。
そんな野球の深みをさらに味わうために
年末年始は、この一冊を改めて読もうと思います。
鈴木忠平著「嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか」文庫版。
2021年に発刊され
大宅壮一ノンフィクション賞などを総なめにした
いわずもがなの傑作。
今年10月に新章を加えて文庫化されました。
著者の鈴木忠平氏は
名古屋の放送局にいるときにちょっとだけ面識があり
昨年春、あるきっかけで札幌で再会しました。
「震えるような」感動を覚える傑作を書いた方に
お会いできて大感激だったのですが
それにとどまらず、ありがたいことに今年秋、
文庫版を恵贈いただきました。
既に何度か「震えさせて」いただき
読み終える度にビニール袋に戻しております。
(残念なくらい貧乏性です)
これほどまでの人間ドラマを生み出すものであるという
野球というスポーツの奥深さや価値を再認識し、
またこのスポーツが自分の生まれた国に
根差していることに感謝する、という意味において
有意義な年末年始の過ごし方であると思いました。
来年もまた、多くの感動に出会えますように。