うずうずの時間
「大藤さん、しばらく(ファイターズの試合)
実況できてないんじゃないですかぁ?」
収録前、そう気遣う言葉をかけてくれたのは
昨シーズン限りで現役を引退し、
今季から球団のスペシャルアドバイザーに就任した
田中賢介さん。
初めて話をしたのは2005年秋。
番組の企画で
「来季ブレイクの予感漂う若手選手を紹介したいんですが」
と申し入れたところ、
当時の1軍広報だったチャス中原さんから
(ファイターズ、特に鎌ケ谷のファンの人なら知らぬ者はいない
現・ファーム運営グループ長。何故"チャス"なのかは調べてみてください)
「それならケンスケいきましょうよ!絶対ブレイクします」
とお墨付きをいただいて単独インタビューを収録、
そのシーズンの最終戦で放ったサヨナラホームランとともに
紹介した気がします。
(そのことについては、こちら↓もお読みいただければ)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/347687?rct=s_gogofighters
以来、現役時代はそんなに話した記憶はないのですが
今も名前をちゃんと覚えていてくれて
話しかけてもらえることが素直にうれしかったです。
...というところで
「はい、じゃあ収録入りまーす!」の合図。
その番組とは...
道内の民放テレビ局5局
プロ野球開幕を待ちわびるファンに
「#おうち時間」を楽しんでもらう
「ダグアウト・トーク~おうちで100%BASEBALL~」
TVhが担当したのは、2012年のシーズン。
当時の実況用資料を見直しながら
「ああ、そうだったね、そうだった」と
「あれ、そうだっけ?」を繰り返して準備したのですが
この時間は、たまらなく楽しかったです。
野球そのものが身近にない今、
当時、現場で見た光景や聴いた歓声とともに
「ああ、このとき確かに自分はここにいた」と
改めて実感できる幸せを感じました。
当時は日常の暮らしの一部である
「野球がそこにあること」が
こんなにいとおしいことであることを再認識しました。
もちろん準備だけでなく
田中さんと、稲葉篤紀SCOとともに
いろんな裏話も聞きながら当時を振り返った収録も
極上の時間でした。
「ダグアウト・トーク~おうちで100%BASEBALL~」
5月31日(日) 午後1時55分からの放送です。
ちなみに冒頭の田中さんの言葉を受けた
私の答えは
「まあ、うずうずしてます」
野球ファンの皆様、
ご覧いただき、いっしょにうずうずしていただければと思います。