希望のかけら
今月9日(土)、深夜に放送された
対名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦(第1戦)で
2018-19シーズンの
レバンガ北海道戦の実況を終えました。
第1クオーターで28点を奪う快調なすべり出し。
...でしたが、勢いは続かず
第2クオーターからは終始劣勢で
最後は13点差をつけられて、敗戦。
実況で4試合、リポーターで1試合携わりましたが
勝利を伝えることは1度もできませんでした。
そんな中、
5試合中4試合で解説を務めていただいた
北海道バスケットボール協会の野崎師靖さん(右)は
「オッケェー!」「サァンキュー!」
「いいよぉ、ドブちゃん(ドブラス選手を指して)!」
といった素敵なフレーズを要所でさく裂させる
さまざまなトライをしていただき
深夜の放送を盛り上げていただきました。
こんな試合展開が多かった今シーズン、
実況するときに心がけたのは
「希望のかけらを探す」こと。
重苦しい展開にひきずられそうな心にあらがい
たとえ小さくても、次につながる
希望のかけらを懸命に探し出し
言葉に載せていく。
勝ち試合をしゃべるより難しい作業でした。
でも、しゃべる側も、放送を聞く側も
そういう経験を積み重ねて
スポーツを「観る文化」は成熟していく。
そう思いながらしゃべりました。
バスケットボールは
競技人口では国内でメジャースポーツですが
「観るスポーツ」として定着するのは
まだこれから。
放送に携わる者として
そこに向かう歩みを止めてはいけないと思っています。
そして何より必要なのは
北海道のバスケットボールのトップチームであるレバンガが
これからも輝きを放つ存在であり続けること。
B1残留が現実的な目標となっている
今だからこそ、より強く思います。
残り試合は少ないけれど
小さな希望のかけらが
未来を切り開くことになることを願い
最終盤の戦いを見守ることにします。