ボールの重み 刹那の重み
およそ20キロの重さの
固唾をのんで見守ったあとは...
およそ450グラムが描き出す
筋書きのないドラマに酔うことにしよう。
前節、今シーズン初にして、
16年ぶりのJ1での連勝を達成し、
残留争いで一歩前に踏み出した
北海道コンサドーレ札幌。
「チームとして力をつけたと実感できるゲームだった」
と試合後に四方田監督が語った通り、
前節、磐田戦は試合内容も
これまでとはひと味違うものだった。
次節、今シーズンまだ未勝利のアウェーゲームで
さらにもう一歩前へ進む
流れは来ている。
相手は、
世界のビッグネーム・ポドルスキ擁する神戸。
およそ450グラムのボールのめまぐるしい動きを
一瞬たりとも目を離さず、
3連休の初日の夜を
胸躍らせてお楽しみください。
2017明治安田生命J1リーグ第26節
ヴィッセル神戸 対 北海道コンサドーレ札幌
解説・砂川誠さんと選手ゲスト(当日のお楽しみ)で
お送りします。
それにしても...
ある日の小野伸二選手の
個人練習の様子。
450グラムのボールに
「あそこへ行ってごらん、楽しいから」と
ささやきながら蹴っているような
柔らかく、優しく、それでいて強いキック。
「間近で見られて、本当に幸せ」と
思わず独り言が出る。
このキックは、この選手の姿は
やはり、J1で観るべきものだ。
リーグ戦、残り9試合。
いざ残留へ、サッカーの神も照覧あれ。