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まだ、しゃべるんですかぁ〜!?

大藤 晋司 アナウンサー

出身地
茨城県高萩市
入社
2003年4月

大藤 晋司 アナウンサー

出身地
茨城県高萩市
入社
2003年4月

素直に「ガンバレ」

「頑張る」
という言葉の語源は2つあるそうである。

一つは「眼張る(がんはる)」が転じたという説。
「目をつける」とか「見張る」という意味から
「一定の場所から動かない」→「その場に踏みとどまる」
→「やり抜く気持ちを強く持つ」→「そのために力を尽くす」
と転じていって現在の意味になった。

もう一つは「我に張る(がにはる)」が転じたという説。
「自分の考えを押し通す」→「困難にあっても自分の考えを曲げない」
→「自分の考えが叶うまで努力する」と転じていった。

いずれにしても、今の世の中では
実によく出くわす言葉だ。
北海道のプロスポーツチームの名前の由来にもなっている。

そのチームは、バスケットボールの「レバンガ北海道」。
お分かりのように「ガンバレ」を逆さに読んでいる。
頑張るチームである。
前身のチームが経営面で行き詰まり、
一度は消滅の危機にさらされたが生き残り
日本のトップリーグを構成するチームとして
語源通り"踏みとどまっている"。

先日、シーズン終了の報告会があり
折茂武彦選手兼社長はじめ、所属選手たちも出席。
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今年は22勝32敗に終わり
プレーオフに進出できなかったが、
目指すは、バスケ界再編に伴い
来年から始まる新リーグをトップリーグでスタートすること。
その参入条件は、かなりハードルが高い。
プロチームとしてまさに「頑張りどころである」

報告会にはチームをサポートする
スポンサーおよそ100社の関係者が集まっていた。
一度は消えかかったチームがここまできた。
前身の苦難の時代も取材している身としては
「よくぞここまで頑張ったなあ」
という気持ちで見つめていた。

世間には氾濫しているが、
言葉を生業とするものとしては
「頑張る」は軽く扱ってはいけないものだと
受け止めている。
まして、「頑張れ」という命令形は
取扱いにより慎重であるべきだと
いつも自分に言い聞かせている。
頑張っている人に、頑張れと軽々しく言う傲慢さは
厳に慎むべきだと思っている。

でも、チーム名にもなっていることだし、
それが多くの人の共感を呼び、
今、そしてこれからがあるのは間違いないのだから、
素直に言ってもいいかな。

ガンバレ。レバンガ北海道。
北海道のバスケットボールの未来のために。

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参加者へのお土産は「これからも支援を続けてください」と書かれたトートバッグ