読み聞かせin小樽
男40代・読み聞かせ行脚。
今回は
札幌を離れ、小樽市・高島幼稚園へ。
小樽らしい、坂の上にある幼稚園です。
集まったのは40人ほどの園児たちと保護者の方々。
大人数ではないだけに、
かえって子どもたちのちょっとした視線やしぐさが
目に入り、気持ちが引き締まります。
読み聞かせの前にたっぷりとダンスをした子どもたち。
からだも頭もほぐれたところで紹介されて、さあ登壇。
...そのとき
「『晋司おにいさん』ってみんなで呼ぼうね」との声が。
司会の方が気を遣ってくれたのか、
単に悪乗りしたのか、
何も知らぬ園児たちは、あらん限りの声を張り上げ
「しんじおにいさ~ん!」
こうなったら、おにいさんでいくしかないでしょう。
かくて性懲りもなく、また「晋司おにいさん」として
マイクを手にしたのでした。
今回読んだのは
伊藤美貴さん原作の
「ぼくが1ばんつよいんだぞ!」
子どもなら誰でも自然に抱く
強さへの憧れと、
その使い方について考えさせられる
作品です。
登場人物が多く、
ちょっと話が長いので
みんなちゃんと聴いてくれるか、
きちんと惹きつけるような読み聞かせを
することができるか、
アナウンサーとして試されている気分でした。
途中、ワニの叫び声を出そうとして
軽い酸欠になり、
一瞬、頭から血が引いたりもしました。
7分かけて読み終えた後、
話の内容について
クイズを出したのですが、
全員が全問正解。
最後まできちんと聴いてくれて
感謝です。
ナレーションでもなく、原稿読みでもない
「読み聞かせ」独特の世界。
個人的には自分自身を磨いてくれる、
そして子どもたちから様々な力をもらえる
貴重な機会として
毎回楽しみにしています。
高島幼稚園のみなさん、
ありがとうございました。